ここサバ州の安宿では料金の中に朝食が含まれています。朝食は、トーストにバターとジャムそしてコーヒーか紅茶という簡単なものですが、朝眠い眼をこすりながらのコーヒーは格別美味しいものです。昨夜はスコールに見舞われました。経費節約で扇風機の設置した部屋は少々暑かったようです。でも、このスコールのお陰デ一気に気温が低下しました。もうこれだと冷房は要りません。第一日目は日本からの長旅の疲れもほぐれた様子です。
簡単な朝食を済ませ、サバ鉄道とやらに乗ることになりました。この鉄道は英国の植民地時代から運行していますから、歴史的遺産?めいたものがあります。80キロの区間を4時間で走ります。車両も小さく狭軌のオモチャ鉄道といった感じでした。列車は定刻通りに出発ですが、残念なことに終点テノムまで運行していません。雨で土砂崩れが発生し、先週以来途中のビューフォーで折り返し運転です。地図で見ると、ビューフォーとテノムの間は川に沿って鉄路が走っています。写真で見ると風光明媚な地域です。時間つぶしを兼ね、閑に任せて4時間の列車の旅を味わうことになりました。駅に駆けつけると20名ほどの年配外人グループを見かけました。彼らも我々同様サバ鉄道の体験乗車組みでしょう。料金は一人7.5RMですから、日本円に換算すると250円です。80キロでこの料金は格安でしょう。日本では市内バスに乗るだけでも最低200円かかります。
車両は木造でまさしく簡便車体といった感じです。わずか2両を連結したオモチャ鉄道がホームで待っていました。20名近くの外人の団体で席は満杯です。ぼつりぼつりと現地の人々も乗っています。列車は草ぼうぼうの線路をゆっくりと走ります。コタキナバルから離れると人気はほとんどありません。所々小川をわたり、熱帯の湿地帯を走行します。こんなところに人が住んでいるのでしょうか?いくつかの駅を経由しましたが、駅周辺はひっそりかんとしています。場所によっては無人駅もあります。車掌さんは切符の車内販売に大忙しです。この国でも鉄道は斜陽化しています。同じルートでは整備された道路を車が疾走しています。帰路は乗合バンを利用しました。これだと半分以下の時間で到着、料金は2割高いのですが、客が集まり次第順次出発しますから、極めて便利なのです。とにかく、交通量の少ないサバ州ですから、最高速度100キロでぶっ飛ばしていました。
到着したビューフォーという町はこじんまりとしたたずまいでした。さて、列車を降りて駅前に立つと駅前広場は水浸しです。向かい側に食堂があるのですが、ぐるりと遠回りをしないとなりません。数人の客は靴を脱いで、ズボンを捲り上げ、膝まで水に浸りながら歩いています。昨日の雨で川の水が流れ込んだようです。すぐ側には大きな川が流れていますが、その川はやけにだだっ広く、赤土色の濁流がとうとうと流れていました。水位は道路とほとんど変わりません。これだとちっとしたことで町中が水没するのもやむを得ません。
マレーシアでは、地方にいっても中国系の人々は熱心に商売をしています。インドネシアでも同様です。田舎で一番立派な店を抱えているのは大概中国系の人々です。田舎町で美味しいレストランというとこれも中国系のボスが取り仕切っています。ここビューフォーでも同様です。10分もすれば一周出来る小さな町の中華料理店で昼食です。まずはお疲れさまで した。真っ昼間から乾杯!
簡単な朝食を済ませ、サバ鉄道とやらに乗ることになりました。この鉄道は英国の植民地時代から運行していますから、歴史的遺産?めいたものがあります。80キロの区間を4時間で走ります。車両も小さく狭軌のオモチャ鉄道といった感じでした。列車は定刻通りに出発ですが、残念なことに終点テノムまで運行していません。雨で土砂崩れが発生し、先週以来途中のビューフォーで折り返し運転です。地図で見ると、ビューフォーとテノムの間は川に沿って鉄路が走っています。写真で見ると風光明媚な地域です。時間つぶしを兼ね、閑に任せて4時間の列車の旅を味わうことになりました。駅に駆けつけると20名ほどの年配外人グループを見かけました。彼らも我々同様サバ鉄道の体験乗車組みでしょう。料金は一人7.5RMですから、日本円に換算すると250円です。80キロでこの料金は格安でしょう。日本では市内バスに乗るだけでも最低200円かかります。
車両は木造でまさしく簡便車体といった感じです。わずか2両を連結したオモチャ鉄道がホームで待っていました。20名近くの外人の団体で席は満杯です。ぼつりぼつりと現地の人々も乗っています。列車は草ぼうぼうの線路をゆっくりと走ります。コタキナバルから離れると人気はほとんどありません。所々小川をわたり、熱帯の湿地帯を走行します。こんなところに人が住んでいるのでしょうか?いくつかの駅を経由しましたが、駅周辺はひっそりかんとしています。場所によっては無人駅もあります。車掌さんは切符の車内販売に大忙しです。この国でも鉄道は斜陽化しています。同じルートでは整備された道路を車が疾走しています。帰路は乗合バンを利用しました。これだと半分以下の時間で到着、料金は2割高いのですが、客が集まり次第順次出発しますから、極めて便利なのです。とにかく、交通量の少ないサバ州ですから、最高速度100キロでぶっ飛ばしていました。
到着したビューフォーという町はこじんまりとしたたずまいでした。さて、列車を降りて駅前に立つと駅前広場は水浸しです。向かい側に食堂があるのですが、ぐるりと遠回りをしないとなりません。数人の客は靴を脱いで、ズボンを捲り上げ、膝まで水に浸りながら歩いています。昨日の雨で川の水が流れ込んだようです。すぐ側には大きな川が流れていますが、その川はやけにだだっ広く、赤土色の濁流がとうとうと流れていました。水位は道路とほとんど変わりません。これだとちっとしたことで町中が水没するのもやむを得ません。
マレーシアでは、地方にいっても中国系の人々は熱心に商売をしています。インドネシアでも同様です。田舎で一番立派な店を抱えているのは大概中国系の人々です。田舎町で美味しいレストランというとこれも中国系のボスが取り仕切っています。ここビューフォーでも同様です。10分もすれば一周出来る小さな町の中華料理店で昼食です。まずはお疲れさまで した。真っ昼間から乾杯!