第5日目 ラバンラタ(3,300m)
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昨日もぐっすりと眠ることが出来ました。大自然の中に囲まれた環境は人の心をほっとさせてくれます。昨夜であった16人の高校生グループも朝早くから張り切っていました。彼らも頂上を目指しています。果たしてどちらが先に頂上を極めるのでしょうか?朝早起きをして外を眺めるときキナバル山の頂上が見えているではありませんか!そして、今日の目的地なるラバンラタの山小屋も花崗岩の中腹にしっかりとその姿を確かめることができます。今日の予定は2000メートル付近から歩き始めて3,300メートルまで達する必要があります。一日の行動としてはどちらかというと中級者以上のコースかも知れません。
朝7時半に公園事務所に出かけると8時に発電所行きのバスが出るからしばらく待つようにとの指示があり、その間に朝食を済ませました。この時間帯には数本のバスが出発しますが、私たちが一番乗りということになりました。さて、10分もしない間に途中で土砂崩れの現場に到着です。乗客は全員下車をして危険回避です。昨日の雨でにわかに崖崩れが発生した気配です。道路は赤土に埋もれ乗合バンはスリップをして前進できません。丁度通りかかったジープの助けを借り、ロープを使って引いてもらうことになりました。彼らはこんなことには手馴れているようです。10分もしない間に無事難所を通過です。こうして、登山口にたどりついたのは丁度朝の8時です。さて、ここからがスタートです。ここでも名簿に氏名を記入して入山することになりました。ガイドの話によると、ゆっくり歩けば6時間程度のコースということです。幸いに天候は曇りでまだ雨の気配はありません。
このコースは行けども行けども登りの連続です。なかなか厳しいものがあります。しかし、道中雨宿りをする場所が合計6箇所設置してあります。水場、ゴミ箱、トイレが設置され、歩道もしっかりと整備されていますから、安心して歩くことが出来ます。また歩道は一本道ですから迷うことはありません。おまけに非常事態に備えてガイドが同行しています。ガイドはナップザックに雨傘、そしてズックという簡単な装備です。珍しい木々を眺め、鳥のさえずりやジャングルの神秘的なサウンドを満喫しながらのトレッキングはネパールのトレッキングとは異なった良さがあります。急斜面は必ず段が組んであり、手すりが設置してあるので安心して進むことが出来ます。時々下山組みと顔を合わすことがありますが、彼らは以外と軽装です。熱帯雨林キナバルトレッキングでは重装備は不要です。多くの人々は普通のズックとかスニーカーで登山をしています。気温が零度に下がることはなく、標高3,300メートルのラバンラタ付近で雨に会うと気温が低下するのですが、そこに行くまでは何箇所も休憩所があります。熱帯の雨は長く続くことはありません。早ければ30分で雨があがります。長くても2時間も待てば太陽の日差しを見ることが出来ます。私たちは幸いに最後の30分を間小雨の中を進行しました。12時半頃ラバンラタについて暖をとり、昼食をとっていた時に、後続の部隊がやって来ました。昨日の宿で同じだった高校生のグループです。彼らはずぶ濡れの状態でした。手足はかなり冷え切っています。でも若さで勝負でしょうか、疲労困憊の気配は感じません。注意する箇所はこういった場合の装備をどうするかということでしょう。
概して、キナバル山付近は一年を通して、早朝から朝にかけて雨が降ることは皆無だそうです。午後からは決まってスコールがやってくるという話です。ですから、早朝に頂上を目指す場合は大体晴れ上がっていると言えるでしょう。
ここラバンラタの宿は快適そのものです。レストランは登山者を配慮して早朝2時半から営業しています。物価もこの標高、この設備からして高いものではありません。私たちの宿泊した部屋は2段ベッドが2組あり、電気ヒーターが設置され安眠が保障されています。食堂のテラスからは天候がよければはるか東シナ海を望むことが出来ます。今日の夕方は雲海です。そして、雲海に沈む夕日は格段の味がします。反対側のキナバル山の断崖絶壁は夕日が反射されて、真っ赤に染まっています。今日半日の苦労もここでしっかりと報いてくれました。今までの疲れも吹っ飛び明日の行動に意欲が沸いてくるものです。
さて、夕食の時間には他に日本人のグループが4名いました。彼女たちはどこかの旅行代理店を通してのパッケージツアーのようです。夕食は豪勢そのものです。食べきれないほど皿が並んでいます。サラダ、メインデッシュ、そしてデザートにコーヒー、紅茶とフルコースの食事を楽しんでいます。でも、あれは大体一日1万円コースなのでしょう。それに比べると当方の食事は粗食なのであります。腹八部目は医者要らずという諺があります。ましてや、疲れているときはそんなに食欲が湧くものではありません。おまけに、彼女たちは他に日本食を沢山持ち込んでいます。郷に入っても郷に従えない人々もいるようです。それに反して、地元の高校生グループはインスタントラーメンを自分たちでここまで担ぎ上げての自炊作戦です。登山にも人それぞれのパターンがあるようです。これは、あまりにも対照的なのです。
今日は満足度100%で睡眠に入ることが出来ました。これでもか、これでもかと登りつめたことが夢でうなされそうです。しかし、きれいな夕日を見ることが出来ました。部屋は暖房が気持ちよく働き、清潔で快適そのものです。さて明日に備えて今日は早く休むことにしましょう。ガイドは明日早朝の3時に私たちを迎えにくるそうです。
朝7時半に公園事務所に出かけると8時に発電所行きのバスが出るからしばらく待つようにとの指示があり、その間に朝食を済ませました。この時間帯には数本のバスが出発しますが、私たちが一番乗りということになりました。さて、10分もしない間に途中で土砂崩れの現場に到着です。乗客は全員下車をして危険回避です。昨日の雨でにわかに崖崩れが発生した気配です。道路は赤土に埋もれ乗合バンはスリップをして前進できません。丁度通りかかったジープの助けを借り、ロープを使って引いてもらうことになりました。彼らはこんなことには手馴れているようです。10分もしない間に無事難所を通過です。こうして、登山口にたどりついたのは丁度朝の8時です。さて、ここからがスタートです。ここでも名簿に氏名を記入して入山することになりました。ガイドの話によると、ゆっくり歩けば6時間程度のコースということです。幸いに天候は曇りでまだ雨の気配はありません。
このコースは行けども行けども登りの連続です。なかなか厳しいものがあります。しかし、道中雨宿りをする場所が合計6箇所設置してあります。水場、ゴミ箱、トイレが設置され、歩道もしっかりと整備されていますから、安心して歩くことが出来ます。また歩道は一本道ですから迷うことはありません。おまけに非常事態に備えてガイドが同行しています。ガイドはナップザックに雨傘、そしてズックという簡単な装備です。珍しい木々を眺め、鳥のさえずりやジャングルの神秘的なサウンドを満喫しながらのトレッキングはネパールのトレッキングとは異なった良さがあります。急斜面は必ず段が組んであり、手すりが設置してあるので安心して進むことが出来ます。時々下山組みと顔を合わすことがありますが、彼らは以外と軽装です。熱帯雨林キナバルトレッキングでは重装備は不要です。多くの人々は普通のズックとかスニーカーで登山をしています。気温が零度に下がることはなく、標高3,300メートルのラバンラタ付近で雨に会うと気温が低下するのですが、そこに行くまでは何箇所も休憩所があります。熱帯の雨は長く続くことはありません。早ければ30分で雨があがります。長くても2時間も待てば太陽の日差しを見ることが出来ます。私たちは幸いに最後の30分を間小雨の中を進行しました。12時半頃ラバンラタについて暖をとり、昼食をとっていた時に、後続の部隊がやって来ました。昨日の宿で同じだった高校生のグループです。彼らはずぶ濡れの状態でした。手足はかなり冷え切っています。でも若さで勝負でしょうか、疲労困憊の気配は感じません。注意する箇所はこういった場合の装備をどうするかということでしょう。
概して、キナバル山付近は一年を通して、早朝から朝にかけて雨が降ることは皆無だそうです。午後からは決まってスコールがやってくるという話です。ですから、早朝に頂上を目指す場合は大体晴れ上がっていると言えるでしょう。
ここラバンラタの宿は快適そのものです。レストランは登山者を配慮して早朝2時半から営業しています。物価もこの標高、この設備からして高いものではありません。私たちの宿泊した部屋は2段ベッドが2組あり、電気ヒーターが設置され安眠が保障されています。食堂のテラスからは天候がよければはるか東シナ海を望むことが出来ます。今日の夕方は雲海です。そして、雲海に沈む夕日は格段の味がします。反対側のキナバル山の断崖絶壁は夕日が反射されて、真っ赤に染まっています。今日半日の苦労もここでしっかりと報いてくれました。今までの疲れも吹っ飛び明日の行動に意欲が沸いてくるものです。
さて、夕食の時間には他に日本人のグループが4名いました。彼女たちはどこかの旅行代理店を通してのパッケージツアーのようです。夕食は豪勢そのものです。食べきれないほど皿が並んでいます。サラダ、メインデッシュ、そしてデザートにコーヒー、紅茶とフルコースの食事を楽しんでいます。でも、あれは大体一日1万円コースなのでしょう。それに比べると当方の食事は粗食なのであります。腹八部目は医者要らずという諺があります。ましてや、疲れているときはそんなに食欲が湧くものではありません。おまけに、彼女たちは他に日本食を沢山持ち込んでいます。郷に入っても郷に従えない人々もいるようです。それに反して、地元の高校生グループはインスタントラーメンを自分たちでここまで担ぎ上げての自炊作戦です。登山にも人それぞれのパターンがあるようです。これは、あまりにも対照的なのです。
今日は満足度100%で睡眠に入ることが出来ました。これでもか、これでもかと登りつめたことが夢でうなされそうです。しかし、きれいな夕日を見ることが出来ました。部屋は暖房が気持ちよく働き、清潔で快適そのものです。さて明日に備えて今日は早く休むことにしましょう。ガイドは明日早朝の3時に私たちを迎えにくるそうです。