第4日目国立公園入口
いつもの簡易な朝食を済ませて長距離バス駅に向かいました。宿からバス乗り場までは歩いて5分の距離です。コタキナバルからサンダカンは数社のバスが競合して、発車時間も同じような時刻に設定してありますから、よほどのことがない限り満員で席が取れないということはありません。発車寸前でも席が確保できるので便利です。冷房付きの大型バスは快適にキナバル山に向かって出発しました。
はじめの1時間ほどは平地を走りましたが、それからはジグザグの山道になります。しかし、山道になっても道路はしっかりと整備されているのがここマレーシアです。石油という資源を抱える国は政府予算が豊富と見え、インフラの整備や教育に熱心です。国を支えるリーダーがどのような方針で対処するかも問題です。周辺諸国を見ると、インドネシアも石油が豊富なのですが、その富は極めて一部の政府関係者のポケットに入り込み国土の整備に資金を投入しなかった面を見ることが出来ます。タイやフィリピンなどは自国の資金でまかなえ切れず、結局は海外援助に頼っているのが実情かと思います。マレーシアで目立つのは、どんな田舎にいっても道路がしっかりと整備されていることです。
2時間程乗ったでしょうか?バスは国立公園の入り口で停車しました。ここは標高1600メートルですから、気温も下がり快適です。大きくキナバルナショナルパークと書かれた看板をくぐって事務所で入園の手続きをしました。事前にコタキナバルの事務所で申し込みをし、宿代金を払っているのでスムーズにことが運びます。ここでは、入山料が一人当たり50RM(1500円)そして、ガイド料金、発電所までの往復の交通費などを支払いました。あっと言う間に手続きを終え、指定された宿舎に向かいました。本部の建物から歩いて10分ほどのところにあります。ここは広大な敷地の中に庭園や自然遊歩道、食堂、ビジターセンターなどの建物が点在しています。私たちの宿は4人部屋でした。欧米人男性が2人先着です。彼らも明日から登山の計画だそうです。
昼食を済ませてから広い園内を散策です。あちこちに花が咲き乱れています。園内では車はめったに通りませんから、閑静そのもので絶好の自然探索を楽しむことが出来ます。幸いに天気は雲空で写真の撮影には最適です。受付でもらった地図を頼りに自然観察路を満喫しました。印象的なのは熱帯の緑です。午後3時ごろには激しいスコールに見舞われましたが、スコール明けの森の色は冴えるばかりです。
宿に帰ってみると、地元の高校生のグループが隣の大部屋を占領していました。若い連中はさすがに元気はつらつとしています。何やら賑やかしそうに自炊をしています。宿舎の一階は台所があり、食器やガスを自由に利用することが出来ます。我々も持参したマレーシア味のカップヌードルを試食です。威勢の良い高校生グループは好奇心の眼差しで我々を見ています。その中の一人が話しかけてきました。私がマレーシア語で応対すると、それに続いて次々と人が集まり取り囲まれ、あれこれと話が弾んでいったのです。彼らは総勢16人のグループで学期末を利用しての就学旅行にやってきたようです。話をしていても、屈託のない青年達でした。
はじめの1時間ほどは平地を走りましたが、それからはジグザグの山道になります。しかし、山道になっても道路はしっかりと整備されているのがここマレーシアです。石油という資源を抱える国は政府予算が豊富と見え、インフラの整備や教育に熱心です。国を支えるリーダーがどのような方針で対処するかも問題です。周辺諸国を見ると、インドネシアも石油が豊富なのですが、その富は極めて一部の政府関係者のポケットに入り込み国土の整備に資金を投入しなかった面を見ることが出来ます。タイやフィリピンなどは自国の資金でまかなえ切れず、結局は海外援助に頼っているのが実情かと思います。マレーシアで目立つのは、どんな田舎にいっても道路がしっかりと整備されていることです。
2時間程乗ったでしょうか?バスは国立公園の入り口で停車しました。ここは標高1600メートルですから、気温も下がり快適です。大きくキナバルナショナルパークと書かれた看板をくぐって事務所で入園の手続きをしました。事前にコタキナバルの事務所で申し込みをし、宿代金を払っているのでスムーズにことが運びます。ここでは、入山料が一人当たり50RM(1500円)そして、ガイド料金、発電所までの往復の交通費などを支払いました。あっと言う間に手続きを終え、指定された宿舎に向かいました。本部の建物から歩いて10分ほどのところにあります。ここは広大な敷地の中に庭園や自然遊歩道、食堂、ビジターセンターなどの建物が点在しています。私たちの宿は4人部屋でした。欧米人男性が2人先着です。彼らも明日から登山の計画だそうです。
昼食を済ませてから広い園内を散策です。あちこちに花が咲き乱れています。園内では車はめったに通りませんから、閑静そのもので絶好の自然探索を楽しむことが出来ます。幸いに天気は雲空で写真の撮影には最適です。受付でもらった地図を頼りに自然観察路を満喫しました。印象的なのは熱帯の緑です。午後3時ごろには激しいスコールに見舞われましたが、スコール明けの森の色は冴えるばかりです。
宿に帰ってみると、地元の高校生のグループが隣の大部屋を占領していました。若い連中はさすがに元気はつらつとしています。何やら賑やかしそうに自炊をしています。宿舎の一階は台所があり、食器やガスを自由に利用することが出来ます。我々も持参したマレーシア味のカップヌードルを試食です。威勢の良い高校生グループは好奇心の眼差しで我々を見ています。その中の一人が話しかけてきました。私がマレーシア語で応対すると、それに続いて次々と人が集まり取り囲まれ、あれこれと話が弾んでいったのです。彼らは総勢16人のグループで学期末を利用しての就学旅行にやってきたようです。話をしていても、屈託のない青年達でした。