第8日目 サンダカン
ようやく足の痛いのが回復しかけました。それでも、急な階段を昇り降りするときには無様な姿態を見せることになります。ゆっくりと朝食を済ませ、昨日車の手配を依頼してあったので9時前にフロントに向かいました。ここでは、ラナウに向かう乗合タクシーの手配をしています。幸いにもう一人外人観光客と同席です。これで一人6RMと当初の予定より値段が安くなりました。私たちの顔を見ると直ぐに出発です。所要時間は40分ほどですが、道中懐かしきキナバル山頂が見えているではありませんか?遠くから眺めてみると結構険しいところを登ったものだという感激が湧き上がってきます。整備された道路を快走してあっという間にラナウのバス停留所に到着しました。ちょうどコタキナバル始発のバスが入ったところです。この時間帯には数本のバスがここを経由してサンダカンに向かいます。バスの乗務員がしきりに席があるから乗りなさいと勧めてくれました。それではという事で車内に入ったのですが、何と最後部の席しかありません。サービスとして水とあんパンの提供があるのですが、どうやら最後の人は水だけしかあたりません。在庫が底をついた模様です。マレーシアのバスサービスは定評があります。この路線は数社が運行していますが、料金は同じですから質の良いサービスを提供する競争が始まります。この会社では水とパンを提供してくれます。ほかにビデオのサービスもあります。無事故で到着しますように。
午後の3時過ぎにサバ州第2の都会サンダカンに到着しました。宿は市内中心部にある倫敦酒店(ロンドンホテル)です。料金は冷房と朝食がついて2人で40RMですから設備の割には良心的です。ほかに客はいないようで、ホテルはガランとしています。時々外国人も利用するようです。宿の受付係りの話によると、先日外人が6泊して最後に宿代金を踏み倒して逃げたということです。ですから宿代金を先払いして頂きたいと説明付きで申し出ていました。さぁと宿帳に住所氏名を記入して早速散歩です。しかし、この町には観光するものなどほとんどありません。
市内の外れにある中国寺院を見学にいきました。高台にあり、キナバル市街と港を見下ろす風光明媚な場所に巨大な仏教寺院が建立されています。周囲の家々は仏教徒が住むと見え、中国語で書かれたお札が各家庭の玄関に貼り付けてありました。丘の上で写真を撮影していると少しばかり雨がぱらついてきました。でも、大降りになる気配はありません。聞くところによると、このお寺は材木商が財をなし、建立されたものと見え、寺院内の壁には寄進した人々の名前を連ねた碑文がありました。その筆頭は材木商です。その他台湾やミャンマー、シンガポールなどの人々の名前があがっています。日本人の名前も見出すことができました。とにかく、この広大な敷地は整備が行き届き、きれいに花が咲き乱れています。
夕方はインターネット屋を探しまわりました。市内バスターミナルが併設されているビルの一角にありました。早速覗いてみると、周囲が薄暗くてどうも怪しげな雰囲気です。それぞれのパソコンはしっかりと仕切りがしてあり、ほかの人からは見えにくい構造になっています。係りの兄さんが画像をみるのですか?と質問してきました。なるほど納得です。どうも、この地域でインターネットということはHな画像を楽しむことを目的としたものであることを知りました。もう一つのネットカフェもほぼ同じ仕組みでしたが、ここが変わっているのは、受付の壁には大きなビンラデン氏の写真が張ってあったことです。さすが回教国家です。
日も暮れましたから、夕食をということで適当な食堂探しですが、簡単に見つかりません。この町は夜も結構早く店を閉めてしまうようです。探し回った挙句結論はケンタッキーフライドチキンのテイクアウト(持ち帰り)でした。勿論缶ビールも忘れることなく買いだめで。ビールがぬるくならない間に、チキンが冷めない間に部屋に帰り早速乾杯です。サンダカンの町も回教徒が多く、市内を歩いても自由にアルコールを出している店を見つけるには苦労します。さて、膨大な量のケンタッキーです。二人で食べるには分量が多過ぎたかも知れませんこれだけ大量に鶏のから揚げを口にしたのは生まれて初めてです。もう明日からはチキンの顔を見るのも嫌というほど胃の中に流し込んだのです。
所でこのサンダカンという町は外務省の海外危険度情報によると要注意の場所なのです。そのためでしょうか、夜は早く静まり返っています。大体港町は世界どこでも共通したものがあります。昔から交易の場として栄えた場所は裏を返すと色々な人々が集まり暗黒の世界という共通項目があります。香港などはマフィアが暗躍するにふさわしい場所でしょう。バングラデッシュでは、首都のダッカよりも最大の貿易港チッタゴンが危険とされています。ここサンダカンも例にもれずに物騒な場所としての位置をしめているようです。
地図でみると、この町を中心にすると、フィリピンの南ミンダナオが近く、インドネシアの町もそんなに遠くありません。地元の人の話では、この町の一角にはブラックゾーンがあり、警察の管轄外だそうです。サンダカン郊外のサンプルナという町はフィリピン人の町、タワウはインドネシア人の町という定説があります。
午後の3時過ぎにサバ州第2の都会サンダカンに到着しました。宿は市内中心部にある倫敦酒店(ロンドンホテル)です。料金は冷房と朝食がついて2人で40RMですから設備の割には良心的です。ほかに客はいないようで、ホテルはガランとしています。時々外国人も利用するようです。宿の受付係りの話によると、先日外人が6泊して最後に宿代金を踏み倒して逃げたということです。ですから宿代金を先払いして頂きたいと説明付きで申し出ていました。さぁと宿帳に住所氏名を記入して早速散歩です。しかし、この町には観光するものなどほとんどありません。
市内の外れにある中国寺院を見学にいきました。高台にあり、キナバル市街と港を見下ろす風光明媚な場所に巨大な仏教寺院が建立されています。周囲の家々は仏教徒が住むと見え、中国語で書かれたお札が各家庭の玄関に貼り付けてありました。丘の上で写真を撮影していると少しばかり雨がぱらついてきました。でも、大降りになる気配はありません。聞くところによると、このお寺は材木商が財をなし、建立されたものと見え、寺院内の壁には寄進した人々の名前を連ねた碑文がありました。その筆頭は材木商です。その他台湾やミャンマー、シンガポールなどの人々の名前があがっています。日本人の名前も見出すことができました。とにかく、この広大な敷地は整備が行き届き、きれいに花が咲き乱れています。
夕方はインターネット屋を探しまわりました。市内バスターミナルが併設されているビルの一角にありました。早速覗いてみると、周囲が薄暗くてどうも怪しげな雰囲気です。それぞれのパソコンはしっかりと仕切りがしてあり、ほかの人からは見えにくい構造になっています。係りの兄さんが画像をみるのですか?と質問してきました。なるほど納得です。どうも、この地域でインターネットということはHな画像を楽しむことを目的としたものであることを知りました。もう一つのネットカフェもほぼ同じ仕組みでしたが、ここが変わっているのは、受付の壁には大きなビンラデン氏の写真が張ってあったことです。さすが回教国家です。
日も暮れましたから、夕食をということで適当な食堂探しですが、簡単に見つかりません。この町は夜も結構早く店を閉めてしまうようです。探し回った挙句結論はケンタッキーフライドチキンのテイクアウト(持ち帰り)でした。勿論缶ビールも忘れることなく買いだめで。ビールがぬるくならない間に、チキンが冷めない間に部屋に帰り早速乾杯です。サンダカンの町も回教徒が多く、市内を歩いても自由にアルコールを出している店を見つけるには苦労します。さて、膨大な量のケンタッキーです。二人で食べるには分量が多過ぎたかも知れませんこれだけ大量に鶏のから揚げを口にしたのは生まれて初めてです。もう明日からはチキンの顔を見るのも嫌というほど胃の中に流し込んだのです。
所でこのサンダカンという町は外務省の海外危険度情報によると要注意の場所なのです。そのためでしょうか、夜は早く静まり返っています。大体港町は世界どこでも共通したものがあります。昔から交易の場として栄えた場所は裏を返すと色々な人々が集まり暗黒の世界という共通項目があります。香港などはマフィアが暗躍するにふさわしい場所でしょう。バングラデッシュでは、首都のダッカよりも最大の貿易港チッタゴンが危険とされています。ここサンダカンも例にもれずに物騒な場所としての位置をしめているようです。
地図でみると、この町を中心にすると、フィリピンの南ミンダナオが近く、インドネシアの町もそんなに遠くありません。地元の人の話では、この町の一角にはブラックゾーンがあり、警察の管轄外だそうです。サンダカン郊外のサンプルナという町はフィリピン人の町、タワウはインドネシア人の町という定説があります。