第3日目 夜行バスでインレー湖へ
JRバス?途中のドライブインで
ミャンマーに初めて足を踏み入れたのは16年前になります。当時は1週間しか滞在許可が出ず、バンコクの免税店で酒とタバコを購入してヤンゴンで販売すると1週間の滞在費用が捻出できるという不思議な背景がありました。ダッカの空港で知り合った南インドのタミル人は、元ヤンゴンに住んでいたのですが、数年前にマドラスに移住し今回は友人を訪ねてのヤンゴン滞在を予定していました。当時私はインドの旅を数回続け、タミル語を話すことが出来ました。それが契機でヤンゴン市内のインド系ミャンマー人との交流が始まりました。彼らは私が器用に彼らの母国語を話すのを大変喜んでくれました。日本人で北インドのヒンズー語を話す人々は数多くいるのですが、南インドのタミル語となると限られています。マレーシアやシンガポールではマレー人や中国系の人々が片言ながらタミル語を話す人々がいるのですが、私のタミル語は彼らの心にしっかりと焼きついたようです。次々と友人を紹介され、毎日ご馳走になり、宿から友人宅へとタクシーで連れ回され私の財布の中身は全然減って行きません。そんなあっと言う間の1週間の豪勢な旅でした。そんな友人の中で、市場で穀物商をしているラーマンさんと深く知り合うことになったのです。数年前に友人達と農産物の輸出入の事業を始め、今は社長さんです。1996年以降再び私のミャンマー熱が高まり、再度訪問を重ねることになりました。そんな友人がいたから私のミャンマー訪問も回を重ねることが出来ました。早速表敬訪問です。ヤンゴンの中心部に事務所を構えていますから、宿からも近く何かと便利な場所です。目をくりくりとさせた大柄のラーマンさんと会うのは一月ぶりです。「何か問題があったら知らせてください。何でも応援しますから」と気持ち良く私達を向かえてくれました。ここでご馳走になるお茶は、ヤンゴン市内で一番美味しいお茶(ミルクテー)でした。
さて、無事挨拶を終え、ラーマンさんの「バス駅に行くのなら車を用意しましょう」という申し出を断り、市内バスで長距離バス駅に向かいました。11キロ離れた郊外にある駅までは20チャット(4円)です。今の時間帯はラッシュを外れていて、始発から乗り込むのですから座席も容易に確保できます。オバサマたちは目をくりくりさせて車内の様子を観察です。バスを降りると待っていたかのようにトンが嬉しそうに手を振って待ち構えていました。まだ時間は早いので、指定のバス会社の事務所に荷物を預けて近くの食堂で腹ごしらえです。さて、これから長い旅の始まりです。トンは初めて出かける未知の土地に期待をかけているようで、嬉しそうです。時間と共に本人は次第に私達に馴染んで来ました。知らない間に人と人との信頼関係が築き上げられていきました。
タウンジー行きの長距離バスは予定では明日の早朝7時ごろに目的地となるシュウェニャンに到着します。西日本JRバスの外装をそのまま残した日本の中古の車両は定刻13時きっかりに出発しました。延々18時間のバスの旅ですが、料金は450円と格安です。一体この国の経済はどうなっているのでしょうか?バスは数時間毎に休憩をしながら走行しますから、トイレは休憩の時に済ませておくのが長距離バス旅行術の一つです。幸いに早めに予約を入れたので座席も前方に取ることが出来ました。軽やかなエンジン音を響かせてヤンゴンから一路北に向かいました。シュウェニャンまで18時間の長旅ですから、眠れる時に睡眠をとっておくのが賢明です。最初は冷房が利いていましたが、夕方になると冷房は中止です。よく観察していると、舗装道路では冷房を切って窓を開け、工事中で埃の多い区間は窓を閉め切って冷房をオンにしています。ミャンマー式燃料節約法の一つかも知れません。
さて、無事挨拶を終え、ラーマンさんの「バス駅に行くのなら車を用意しましょう」という申し出を断り、市内バスで長距離バス駅に向かいました。11キロ離れた郊外にある駅までは20チャット(4円)です。今の時間帯はラッシュを外れていて、始発から乗り込むのですから座席も容易に確保できます。オバサマたちは目をくりくりさせて車内の様子を観察です。バスを降りると待っていたかのようにトンが嬉しそうに手を振って待ち構えていました。まだ時間は早いので、指定のバス会社の事務所に荷物を預けて近くの食堂で腹ごしらえです。さて、これから長い旅の始まりです。トンは初めて出かける未知の土地に期待をかけているようで、嬉しそうです。時間と共に本人は次第に私達に馴染んで来ました。知らない間に人と人との信頼関係が築き上げられていきました。
タウンジー行きの長距離バスは予定では明日の早朝7時ごろに目的地となるシュウェニャンに到着します。西日本JRバスの外装をそのまま残した日本の中古の車両は定刻13時きっかりに出発しました。延々18時間のバスの旅ですが、料金は450円と格安です。一体この国の経済はどうなっているのでしょうか?バスは数時間毎に休憩をしながら走行しますから、トイレは休憩の時に済ませておくのが長距離バス旅行術の一つです。幸いに早めに予約を入れたので座席も前方に取ることが出来ました。軽やかなエンジン音を響かせてヤンゴンから一路北に向かいました。シュウェニャンまで18時間の長旅ですから、眠れる時に睡眠をとっておくのが賢明です。最初は冷房が利いていましたが、夕方になると冷房は中止です。よく観察していると、舗装道路では冷房を切って窓を開け、工事中で埃の多い区間は窓を閉め切って冷房をオンにしています。ミャンマー式燃料節約法の一つかも知れません。